SREチームのあおしょん(本名:青木)です。 今回は幕張メッセで2024年6月20, 21日の二日間に渡って開催された AWS Summit Japan の内、二日目の6月21日(金)のみ参加することが出来たのでそのレポートについて発信します。
会場までの道のり
自宅を出る前に天気予報を見たら千葉県の最高気温は20℃前半でした。「割と涼しめで過ごしやすそうじゃん」と思い七分袖シャツをチョイス。自宅から最寄りの駅まで歩くこと約15分…体感かなり暑かったので汗だくになりました。こんなことなら HashiCorp Ambassador のTシャツを着て少しでも自己主張出来るようにすればよかった!という小さな無念の心情を抱えながら電車に揺られ海浜幕張駅まで向かいました。
千葉市も気温だけ見ると涼し気でしたね。下記は午前10時少し前の海浜幕張駅到着直後にiPhoneで確認した天気です。
…ちなみに帰りは雨に加えて冷たい風も吹いていたので服装のチョイスは結果的に間違っていなかったかなと思います。と自分に言い聞かせました。
そして午前10時半前に会場到着です。
AWS Summit ブース回り
セッションも大盛況ではありましたが今回は馴染みある方々にお会いしたり、携わったことのないプロダクトの知見を得るため午前中とランチ後からセッション聴講の時間まではブースを中心に回ることにしました。
まずはPingCAPさんのブース!
弊チームでもTiDBの導入をしている…までは至っていないのですが過去に何度かTiDBについてPingCapさんからお話を聞く機会がありまして、SREチームだけでなく開発チームのメンバー含めて熱い技術的討論を交わしました。
ブースではPingCapの皆さんも色々な参加者の方々とお話していたためじっくりお話することが出来なかったので幣チーム(SREチーム&開発チーム)が過去に討論して良いと思った点をかいつまんでご紹介します。
- やはりSREチーム的には計画メンテナンスなしでTiDBのアップグレードが出来るのはとても魅力的でした。実際、過去にTiUG(TiDB User Group)に参加して既にTiDBを利用している方にも話をお聞ききしましたがこの点は強く実感されていました。
- コストを重視しなければ、開発チームがシャーディングなどDBのスケールに関わる多くのことを意識しなくて良いとのことでした。開発チームとしてはビジネスロジックの設計、実装に最も多くの時間を割きたいのでこの点は内製開発する上ででとても重要だと思います。
- ソリューションアーキテクトの方々とユーザーの距離が近いのも魅力的でした。小さい疑問点もとても丁寧に教えて頂けました。
TiUGについてはPingCAPの方々も参加していることもあるのでTiDBに少しでもご興味があれば参加をオススメします。
そして下記は PingCAP Japan CTO の林さんとの2ショット
CTOご本人から掲載許可頂いています。
顔ハメ看板まで用意しているとは…流石です。
次にNew Relicさんのブース!
こちらでは初めて対面でお会いする弊社でお世話になっている方、久しぶりに前職でお世話になった方とご挨拶出来て大変嬉しかったです。
もちろん挨拶だけでなくNew Relicで私が利用したことがなかった機能のデモをご紹介頂きました。
特に CodeStream はまたNew Relicを利用する機会があれば速攻で試してみたい機能だと思いました。
Visual Studioにもインストール出来るとのことで拡張機能を検索したら見つかりました。
ざっくりと詳細を読んだだけでもコード内のメソッドレベルのパフォーマンス表示、ログ検索、コード内のエラー検出、パフォーマンスモニタリングといった様々な内容をIDEで完結出来るのはとても魅力的でした。
各人のスキル、経験によりけりですが私のように一貫してインフラエンジニアの経験だけを経てSREエンジニアに転身した身だと、どうしてもアプリケーションのコードまで見るのは苦手意識があるかもしれません。この機能があればアプリケーションレイヤーのエラー解析時などで積極的に開発チームと議論出来そうです。
次にHashiCorpさんのブース!
こちらでも今までお世話になった方々や弊社でもお世話になっている方々に挨拶できました。
また、HashiCorpさん主催の外部イベントで繋がった他社の方々とも顔を合わせることが出来ました。久しぶりにHCP TerraformやHCP Vaultの導入状況のお話をお聞きして、弊社も事業への貢献の糧となるHashiCorpプロダクトは積極的に導入を推進していこう、と改めて決意しました。
既にHCP Terraformは弊社でも導入の検討を進めており改めて下記の点に魅力を感じています。
- tfstateをHCP Terraformで一元管理出来る。
- Private Registryを活用して組織全体で利用可能なModuleを登録できる。それにより例えば別チームで新規のサービスを開発する際にシステム構成が既存サービスと同じようなパターンであればModuleを再利用して即座にApply出来る。
- Variable Setsを利用すれば今までTerraformでの管理を諦めていたシークレット値をvariableとしてSensitiveに定義出来る。
- Health Assessmentsを利用してTerraform以外で行われた設定変更を検知、Slackなどに通知出来る。
などまだまだ利用していきたい機能は沢山ありますが改めて別の機会にご紹介したいと思います。
ちなみにブースではHashiCorp全プロダクトのステッカーが揃っていました。そして後日自宅にて、試しにアルファベット順に並べてみました。
上手いことHashiCorpロゴステッカーが真ん中に!
他にもいくつかのブースを回りながら以前ご一緒に仕事をした方々やお世話になった方々と久しぶりに再会してお話したりと大変有意義な時間となりました。
唯一の反省点は…出来たらもっと写真撮っておけば良かった…
AWS Summit セッション聴講
午後も少しブースを回った後はいくつかセッションを聴講しました。
本記事執筆時点では各セッションがオンデマンド配信(~2024年7月5日(金)まで配信)されているため詳細な個人の感想は省きますが下記の1セッションだけ触れます。
下記の記事で触れている通り、幣チームはKarpenterを検証し、導入を決定しています。
私個人としてはKubernertesにはある程度触れたことはあるもののKarpenterについては知識すら無かったので概念を把握するところから始めようと思い聴講しました。
結果、かなり理解が深まりました。
一般的なCluster Autoscalerはそれとなく理解していましたがKarpenterを利用するとここまで細かくプロビジョニングするノードをコントロール出来るのかと感動しました。
幣チームではこれから導入、運用フェーズで見えてきたKarpenterの効果や課題など、改めてテックブログや外部登壇などでご紹介できたらと思っています!
オマケ:海浜幕張のランチ事情
さて、AWS Summitの参加レポートとは話がそれますが千葉県民視点で少しオマケ的な内容をご紹介します。
残念ながらAWS Summitでご用意頂いているお弁当は品切れだったため一旦会場を出て近くのショッピングセンターでランチを取ることにしました。
ここでお勧めしたいランチスポットが今回私が訪れたグルメポート&ショップタウンの「プレナ幕張」です!
公式サイトをご覧頂くとなかなかバリエーションに富んだお店が並んでいます。
もしAWS Summitにお一人で参加しているのであれば個人的にオススメな店は下記です。
- 中華そば・つけ麺 舎鈴
あの六厘舎のサブブランドです。ですがサブブランドといえど侮るなかれ!普通に美味しいです。
- スパゲッティーのパンチョ
個人的にはナポリタンといったらここ!白ナポ王道セットがオススメ!メガ盛を食べて午後も乗り切ろう!(私は大盛でお腹がはち切れそうになります)
ちなみに今回私は知り合いの方と一緒だったのでプレナ幕張内の牛角に行きました。
おわりに
今回はかなりライトな内容でAWS Summit 二日目参加についてレポートしました。
やはり日本一大規模なAWSのイベント!沢山の方々が来場するということもあり、セッションで知見を深めるだけでなく色々な方々と交流をして意見交換をする場としても最高の環境でした。
毎年、このようなイベントを企画・運営して頂いているスタッフの方々に感謝です。
それでは最後まで読んで頂きありがとうございました。
当チームは積極的な採用を行っています!ご興味ある方はぜひ以下から応募ください!
アプリケーションエンジニアはこちらから! www.wantedly.com
SRE はこちらから! www.wantedly.com